あそびとまなびバイリンガル環境(かんきょう)かるた「バイリンガル環境かるた」は、三島市内に事務局を置くグローバル文化交流協会の会員たちの手による、日本語、英語併記(へいき)のオリジナルかるたです。絵も標語も英訳も会員たちがそれぞれ得意な分野を担当しました。英訳の最終チェックは会員のアメリカ人英会話講師にしてもらい、平成3年(1991)に初版が発行されました。環境問題に関心のある人や英語を教えたり学んだりしている人たちの手によって広められ、特に全国のALT(文部科学省招聘(しょうへい)の英語補助教員)の補助教材として使われるなど、多くの人たちが活用しています。また、会員たちが外国へのお土産(みやげ)として持参し、小中学校やホームステイ先でゲームを楽しみながら環境問題を話し合うきっかけにもなっています。平成12年(2000)一部標語を入れ替えて第2版が完成しました。 三島市では、平成12年(2000)秋、市内の全小中学校と公民館に各10セットづつを環境問題と英語教育の補助教材として配布しました。 遊び方は簡単です。上のイラストのように最初のフレーズが絵札に書いてあるので、読み手が英語と日本語の標語を続けて読むのを聞いて、散らしてある絵札の中から探して取ります。枚数をたくさん取った人が勝ちです。外国では、日本語を先に読みます。 てんとうむし文庫(ぶんこ)自宅の玄関先で、近所の子供たちに本の貸し出しをしています。絵本を通して子育てを楽しんでいた仲間に、平成6年(1994)3月、ユネスコライブラリーから100冊の本が送られたことがきっかけとなり、「てんとうむし文庫」の活動が始まりました。その後文庫を支えるスタッフが徐々に増える中で、主要メンバーの転勤などにより、文庫が3カ所に分かれて、現在三島市内3カ所(徳倉(とくら)、光ヶ丘、芙蓉台(ふようだい))で貸し出しをしています。 貸し出す本は各文庫とも、蔵書(ぞうしょ)約600冊と三島市立図書館からの団体貸し出し100冊を合わせた約700冊の本で、幼児向けの絵本から小学校高学年向きの読み物まで揃(そろ)えています。週1回の貸し出しですが、文庫の開いている時間はいつも子供たちの賑(にぎ)やかな声でいっぱいになります。また、お母さんたちを対象に素敵な本との出会いの場を作ったり、本の紹介、季節の遊びなどを満載(まんさい)したお便りや小冊子を発行しています。 「この本、おもしろかったよ」という子供たちの声と笑顔がなによりのパワー源ですと、スタッフは語っています。 3カ所とも小規模な文庫ですが、子供の本を通しての交流の場となることを願って活動しています。
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