地球にやさしい環境教育
修学旅行にやってきた!
平成11年(1999)11月、新潟県上越(じょうえつ)市立大手町小学校の6年生79人が、修学旅行で三島市を訪れました。同校は、環境問題を日ごろから積極的に学んでいます。全国のいろいろな環境保全活動について調べる中で、NPO法人グラウンドワーク三島の活動をインターネットで知りました。そして実際に三島の人々がどのように環境保護に取り組んでいるのか、実際に見てみたいと、子供たちの多数決で、修学旅行の行き先として、三島が選ばれました。
児童たちは、事前に学んでいた三島市内のグラウンドワーク実践地(じっせんち)の三島梅花藻(ばいかも)の里を見学し、ホタルの育成について説明を受けたり、源兵衛川(げんべえがわ)沿いを歩いたりしました。
「自分たちの町を流れる川に比べ、三島の川がきれいで驚いた」「源兵衛川をよみがえらせるために、多くの人が汗を流したことを知って参考になった」などの感想を残してくれました。
三島へ修学旅行に来てくれたことは、大変名誉なことです。また、上越市の子供たちの意識の高さに驚きました。
学校ビオトープ
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長伏小ビオト−プ |
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長伏小学校と中郷小学校で、学校ビオトープ作り計画が進められています。
ビオトープはBIO(生き物)とTOPE(場所)の合成語で、「生き物の生息空間」を意味します。両校は、平成11年(1999)に「総合的な学習」の教材にも利用できるビオトープ作りの話が持ち上がり、ノウハウを持ち実践的な環境教育に力を入れるNPO法人グラウンドワークが協力していくことになりました。
両校は合同で自然観察会を開き、地元を歩きながら周辺の自然や生き物を勉強しています。さらに地域住民や周辺企業にも協力を求め、地域一体でビオトープ作りを進めています。
従来の学校緑化とは異なり、野生の花が咲き、トンボが飛び、メダカが泳ぐといった自然環境を学校内の施設で体験できるようになります。
次世代を担う子供たちへの「環境教育」の体験教材として、また子供たちの学習意欲を刺激する場として有効な「学校ビオトープ」を市内小・中学校に作る計画が各地PTAの主導で進みつつあります。
大場川をきれいにしよう!(小学校3年生Yくんのつぶやき)
総合学習の時間に、みんなで学校の近くを流れる大場川の掃除に行きました。ごみがとても多くてびっくりしました。大場川には、コイがいました。先生から、川が汚くなるとコイが死んでしまうという話を聞きました。みんなが気をつけて、川を汚さないようにできれば、こんな掃除をしなくていいのになあと思いました。 |
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