ヘビを見つけたときの対応について

自宅の庭や近くにヘビがいるので、駆除・捕獲をしてほしいとの相談をいただくことがありますが、市では駆除や追い払いなどを行っておりません。
 ヘビはもともと自然に生息する生き物で、ネズミやモグラなど害獣をエサとしており、益獣ともいわれています。毒ヘビであるマムシ、ヤマカガシについても同様です。

ヘビを見かけたら

 ヘビはしばらくするとエサを求めて別の場所に移動するため、見かけても騒いだり、捕獲しようとしたりせず、刺激しないようにしてください。

ヘビを寄せ付けないために

 ・ネズミやモグラなどヘビのエサとなるものを駆除する。
 ・外敵から身を守れる場所を好むため、草刈りをしたり、柔らかい土の穴や木の根元の隙間を埋める。
 ・人家への侵入は、ヘビ用忌避剤を散布したり、隙間や穴を埋め、塀などを設置する。

ヘビを追い払ったり、駆除したい場合

 ・ホースで水をかける。
 ・距離をとり、長い棒や石で追い払う。
 ・市販の忌避剤などをヘビの近くに散布する。
 むやみに近づかず、決して素手で触らないようにしてください。
  ※駆除を行いたい場合は、専門業者(有料)へご相談ください。

市内で見られるヘビについて

アオダイショウ

アオダイショウ
【全長】110~200cm
【生息地】低地から山地まで広く生息し、森林、水田、住宅地まで様々な場所で見られる。
【特徴】すらりとした細長い体形をしており、背中は緑色でぼんやりした縦縞がある。頭は面長で鼻先が四角く角張っている。地面でも活動するが、木登りが得意で木の上で見つかることも多くある。昼行性で人家(特に木造家屋)にもよく棲みつき、人目にふれやすい種である。
(写真:平成13・14年度三島市自然環境基礎調査)




ニホンマムシ【有毒】

ニホンマムシ
【全長】40~65cm
【生息地】低地から山地まで広く生息し、森林とその周辺の水田、湿地、池沼、河川敷から人家近くまで様々な場所で見られる。
【特徴】体色は淡い褐色で、背中に黒の丸い斑紋が並んでおり、長さのわりに胴は太い。目と鼻の間に熱を感じる穴(ピット)がある。秋に 2~10 匹の仔ヘビを生む。主に夜行性であるが日光浴など昼間活動することもあるため、身近な環境でもみられる。
(写真:株式会社環境アセスメントセンター提供)



ヤマカガシ【有毒】

ヤマカガシ
【全長】80~140cm
【生息地】低地から山地まで広く生息しており、水田、河川敷、林地、畑地、湿地、池沼の周辺など様々な場所で見られる。
【特徴】体色は黒か緑がかった褐色で、体側には赤かオレンジ色の縞模様がある。幼体は黄色の帯状斑が目立つ。地域によって体色が異なり、赤い縞模様がなく、黒や緑色を帯びたものまでさまざま。昼行性であり、採餌や日光浴などの活動は人目につきやすい。
(写真:株式会社環境アセスメントセンター提供)