推し絵本の紹介(0、1歳から)その3

きゅっきゅっきゅっ(林明子 作 福音館書店)

きゅっきゅっきゅっ

赤ちゃんが、ぬいぐるみのねずみやうさぎとスープを飲んで、こぼした所をきゅっきゅっきゅっとふいてあげます。

赤ちゃんは、お母さんに口の周りをふいてもらいます。

赤ちゃんの身近で起こりそうなことを、リズミカルな文と暖かみのある絵で描いています。


ぴよぴよぴよ(平野剛 作 福音館書店)

ぴよぴよぴよ

ぴよぴよ、ひよこが出てきて次から次へ増えていきます。

見ていた子ネコはいたずらしようと追うと、大きなお母さんのニワトリにばったり。

コッコッコッと叱られました。

お母さんとヒヨコを見たら、子ネコもお母さんを思い出し、家に戻りました。

洗練されたデザインが美しい絵本です。

とってください(福知伸夫 作 福音館書店)

とってください

カメさんが、ゆっくりゆっくりおさんぽ。途中でサルやハト、キリンなどいろいろな動物と出会い、木の上からいろいろなものを取ってもらいます。

「とってください」「ありがとう」のくり返しは耳に心地よく響きます。

ぬくもりのある版画が色鮮やかな絵本です。

ぴよぴよ(谷川俊太郎 作 堀内誠一 絵 くもん出版) 

ぴよぴよ

ひよこが様々なものに出会う冒険物語。ぴよぴよ、こけこっこう、しゅばしゅば、とぷん、きいっ等、擬音語や擬態語でおはなしが展開していきます。

言葉が持つ美しさ、楽しさ、おもしろさに調和したやさしさを感じる色鮮やかな絵も魅力的です。

がちゃがちゃ どんどん(元永定正 作 福音館書店)

がちゃがちゃどんどん

がちゃがちゃどんどんかーんかーんちんりんどさん…と音がします。

いつも何気なく耳から聞いている“音”を描いた絵本です。

赤ちゃんは、このような音に反応し、楽しみます。

そのしぐさは、大人にはかなわない子どもの心の柔軟さを発見させてくれるでしょう。

かおかおどんなかお(柳原良平 作 こぐま社)

かおかおどんなかお

6~12ヵ月の赤ちゃんは、人の顔によく興味を示すようになります。

この本でたくさんの表情に繰り返しふれて、赤ちゃんのこれからの出会いにそなえましょう。

そして、できるだけ多くの時間を「いいおかお」で過ごせるとよいですね。

おはよう(中川李枝子 文 山脇百合子 絵 グランまま社)

おはよう

おひさまが朝になるとあくびをし、顔を洗ってぱっちり目をあけます。

そしてみんなに、「おはよう、おはよう」と朝のあいさつ。

『ぐりとぐら』と同じ作者による赤ちゃん絵本。

色使いが優しく、短い文の中に朝のうれしい気分があふれています。

ととけっこうよがあけた(こばやしえみこ 案 ましませつこ 絵 こぐま社)

ととけっこうよがあけた

昔から子育てに生かされてきたわらべうたからできた絵本です。

メロディを知らなくても大丈夫。

大切なのはお母さんの声で伝えることです。

ねむい朝、赤ちゃんの名前を入れて歌ってあげましょう。

一番身近な人にこんな楽しい声かけで起こしてもらえたら、きっと機嫌のよい一日が始まることでしょう。

ずかん・じどうしゃ(山本忠敬 作 福音館書店)

ずかんじどうしゃ

赤ちゃんの大好きな“くるま”が勢揃い。

鮮やかに描かれた自動車たちが、白いページの中からくっきりと浮かび上がり、赤ちゃんの興味を引きつけます。

お父さん、お母さんが赤ちゃんに話しかけやすい絵本です。

男の子はもちろん、女の子にもどうぞ。

うんこ(みやにしたつや 作 鈴木出版)

うんこ

金魚さんのうんこは長いうんこ、からすさん、やぎさん、ぞうさんはどんなうんこかな?

みんなうんこをするよ。ぼくのはどんなうんこかな?

タイトルを読んだだけで赤ちゃんは大喜びします。

色々な生き物が出てくる繰り返しの楽しい絵本です。