富士山の雪解け水が湧き出す三島は、古くから水の都と呼ばれてきました。その湧水は、市内を源兵衛川などの4筋の川となって流れています。かつての湧水量は、今とは比べようもないほど豊富で、道路にあふれんばかりでした。昔も今も、湧水は市民の生活を潤すとともにやすらぎを与えています。
昭和30年代中ごろからの湧水量の激減で、一部の川は汚泥で埋まり、中にはほとんど水がなくなった川もありました。これに心をいためた市民が立ち上がり、行政も企業も協力し、きれいな川を取り戻しました。私たち市民の憩いの場所として、美しい景観と貴重な自然を保つ努力が日々なされています。
湧水を守ること、それは三島市民の誇りでもあり、責任でもあります。
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